(この記事は旧サイトより移行したものです)
こんにちは こころと身体のセラピストゆうです(*^-^*)
今回からは、『酵素』をテーマにお伝えしてゆきます♬
酵素の分野はまだまだ研究途上のものも多いようですが、生のお野菜や果物・発酵食品などにも含まれているとっても大事な栄養素の1つです。
これから私たちの体内にも存在する、この酵素の大切さを知っていただけたらと思います。
では早速はじめてまいりましょう。
代謝とは?
まず、体内で起こる化学反応のことを『代謝』といいます。
この『代謝』には、分子の大きい栄養素を消化分解してエネルギーを作る “異化” というシステムと、エネルギーを使って分子の小さい栄養素からまた別の物質へと合成する “同化” というシステムがあります。
★ 異化と同化参考図(看護roo!より)
代謝に不可欠な酵素のはたらき
私たちの身体は37兆個(以前は60兆個が定説でした)もの細胞から出来ていて、1個の細胞あたり毎分100万回の異なった化学反応が行われています。
体内でこういった化学反応が起こることで、私たちの身体は食べたものが消化吸収されたり、身体を動かすことが出来たり、肌や筋肉をつくったり、言葉を喋れたり、考えたり、嗅いだり、見たり、要らないものを排泄したり、病氣を回復させたり、髪の毛を伸ばしたり・ホルモンが作られたり・・・ということが出来るのです。
この体内で起こる化学反応がスムーズに働くのは、実は『酵素』が働いてくれているからなんです。
酵素は、人間以外の動物・植物・虫や微生物まですべての生き物に備わっていて、私たちが健やかな生命活動を営んでいくにあたって必要不可欠な役割を担ってくれています。
言うなれば、酵素がないと生体が機能しない=生きていけないということです。
身体の中で起こる1つ1つの反応には、それぞれ専用の酵素が“触媒”として働いています。
この“触媒”というのは、化学反応を物凄い速さで促進する働きのことをいいます。
酵素は職人氣質?!
そして、この酵素は職人氣質と言いますか、1種類の酵素につき1つの仕事のみに専念するという働き方をします。
消化酵素で例えると、唾液に含まれるトリプシンという酵素や、膵臓から分泌されるトリプシンという消化酵素は、たんぱく質だけを分解することに専念する・・というような感じで、脂肪は分解してくれません。
その道一筋といった感じです(`・ω・´)b
この酵素が働きかける相手の物質のことを “基質” といいまして、酵素が働くためにはこの “基質” とくっつく必要があり(鍵と鍵穴のようなもの)、うまく結合できると反応が起こり、反応が終わると離れるという性質があります。
★ 酵素の反応参考図(啓林館より)
最後に
体内ではいろんな活動が日々行われていて、今わかっているだけでも私たちの体内にはおよそ20000種もの酵素が存在すると言われています。
こういった活動にかかわる代謝に様々な酵素が働いてくれることで私たちは生きていくことができるのです。
こういった分野は、深入りしすぎると専門的過ぎてとても難しくなてしまいますね。。
今回は、酵素についての導入部分を紹介させていただきましたが、ちょっと難しかったでしょうか。
次回は『 酵素の性質 』についてお伝えしてゆこうと思います。
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