腸と代謝を活性する酵素の話し④ 酵素の種類・体外酵素について

こころ・感情・からだ

(この記事は旧サイトより移行したものです)

 

こんばんは こころと身体のセラピストゆうです(*^-^*)

前回は、私たちの体内で作られる『 潜在酵素(体内酵素)』である “消化酵素”と “代謝酵素” についてお伝えしましたが、今回は『 体外酵素 』をテーマにお伝えしてまいります。

では、早速始めてゆきましょう♬

 

食物酵素とは

あらゆる “代謝活動” や “消化活動” には欠かせない『 体内酵素 』は、基礎代謝が落ちたり、ホルモンの分泌量も加齢に伴って減少するのと同じように、体内酵素も残念ながら年齢を重ねてゆくにしたがって作られる量であったり、酵素自体の活性力というのも低下してゆきます。

ここで活躍してくれるのが 、生の食材に含まれている体外酵素の『 食物酵素 』です。

食事で摂った三大栄養素は、小腸から吸収できる大きさまで小さく小さく分解してはじめて体内に取り込むことが出来ます。

例えばタンパク質は、アミノ酸という栄養素が100個以上くっついた状態をいいますが、これを1個ずつに切り離す作業をしているのが “消化酵素” になります。

イメージで言ったら、パールのネックレスがタンパク質の状態だとすると、1粒1粒に切り離された状態がアミノ酸で、パール1粒1粒の状態に切り離してくれているのが消化酵素です。

 

体内の消化酵素

体内では、お口の唾液腺から分泌される唾液アミラーゼが炭水化物の前処理作業を担当し、胃では胃液に含まれるペプシンがタンパク質を、リパーゼが脂肪分解の前処理作業を行います。

そして腸内では、膵臓から分泌される膵液や腸液がタンパク質・炭水化物・脂質を吸収できるアミノ酸の大きさまで分解し、腸液などに消化酵素(潜在酵素)が含まれています。

お口から入った食べ物は、通過するそれぞれの臓器から分泌される消化酵素の働きによって適切な大きさまで分解されたのち、腸内で最終段階の消化作業によって体内に取り込まれてゆきます。

なので、お口の中に放り込んだからと言って、それが身体に取り込まれていると思ったら大間違いです。

きとんとした消化の工程を経ることで、私たちに必要な栄養素として活用することが出来るのです。

 

加齢とともに減少する体内酵素の分泌量

ただ、この潜在酵素も年齢を重ねていくと、体内で生産される酵素の量も減少してゆくとともに、酵素の活性力も弱まっていくという事も分かっています。

そして、現在の私たちが身を置いている生活環境は空氣もお水も汚れていますし、農薬や食品添物なども相当意識をして選択をしない限り、日々私たちの体内に摂り込まれていますので、そこでも酵素が無駄に消費されることになります。

酵素は毎日生産されてはいるものの、一生のうちで生産できる総量や1日に生産される量というのも決まっていると考えられています。

暴飲暴食や夜遅い時間帯の食事や間食、ジャンクフードやコンビニ弁当・砂糖まみれの菓子類など添加物まみれの食事、睡眠不足やストレスの多い生活を続けていれば、消化酵素も代謝酵素もだだ漏れ状態です。

当然必要な時に適切な代謝が行われなくなり消化不良も起こるので、あちこちに不調が出てきてしまうし、残念ながら早く老け込みます。

携帯電話の充電も、購入当初は充電も長持ちしますが、年月が経ってゆくと充電してもすぐに充電が無くなってしまい、いざという時に使えない状況と似ています。

 

じゃあ、どうすればいいの?

そこで氣を付けたいのが、食事から摂り入れる体外酵素である “ 食物酵素 ” です。

“ 食物酵素 ” というのは、生の野菜や果物、醗酵食品に含まれる酵素をいうのですが、体内での消化をサポートし消化酵素の無駄遣いを防ぎ、代謝酵素の活性にも一役かっています。

限りある潜在酵素をいかに無駄に使わないかが、健康と美しさを保つ秘訣となります。

次回は、もう少し詳しくこの “ 食物酵素 ” についてお伝えしてゆきたいと思います。

 

最後に

私たちが普段口にするものは、相当意識をしないと加熱調理されたものが殆どです。

残念ながら加熱調理された食材にはほとんど酵素は含まれていません。

何故なら酵素は熱の弱いからです。

ただでさえ、現代社会で生活する私たちは酵素を大量に消費する環境に身をおいています。

年間で摂取する食品添加物の量も、8キロとか10キロとか言われています。

これ一氣に摂取したら、確実に死にます。

日本は添加物大国と言われていて、欧米では発がん性があるということで使用禁止されているようなものも普通に使用されていたりもします。

また、添加物単体での摂取での安全性は検査されているものでも、複数を摂取した際の弊害というものはあまり目を向けられていないようです。。。

パンでも練り製品でも何でもいいのですが、加工食品のパッケージの裏側をみていただくと分かりますが、1つの商品で何種類もの添加物が使用されているのが分かります。

私たちは、1日にこういった商品を何種類摂取しているでしょうか。

こういった状況というのが、潜在酵素のだだ漏れ状態を引き起こすと共に、それだけではなく腸内環境にもかなりダメージを与えてしまいます。

このような商品を全くとらないに越したことはありませんが、現実問題ゼロにするのはなかなか難しいのではと思います。

なので尚更、『 食物酵素の力 』 が大事になってくるわけです (^^)/

 

 

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